転職の際準備する履歴書には学歴欄のあと必ず職歴欄があります。
人によってはこの職歴は書きにくいこともあるのではないでしょうか。自分にとっては消したいような職歴、忘れたい過去でも書かなければいけないのでしょうか。
総合病院の採用担当者さんの意見も含めて、職歴欄の書き方について解説していきます。
1. 職歴欄の退職理由は書かなくても良いです
職歴欄にはその職場に就いた年と月、退職した年と月を記入しますが、退職の理由はすべて「一身上の都合により」とします。
親の介護のためなど自分が原因ではない場合、書きたくなってしまう気持ちもわかりますがそこまで書く必要はありません。どうしても伝えたいことは面接時に口頭で伝えましょう。
正式に就職していなくても、短期でアルバイトをしたり派遣業務に就いたりすることはあると思います。これに関してはできる限り正確に書くことでやる気を認められる場合もあるので書いておきましょう。
2. 都合の悪いことは書かなくて良い?
病院看護師を辞めてしばらくの間は「もう看護師はしたくない」とKさんは考えていたそうです。まだ20代前半だったKさんは、キャバクラ勤務に。しかし1年未満でやはり看護師に戻ろうと決めたとのこと。
そんなKさんは、キャバクラ勤務のことを履歴書の職歴欄に書かなかったそうです。
彼女の転職先の採用担当者の話です。
「Kさんを採用してしばらくしてから、昼休みが同じ時間になり休憩室で近くのテーブルになりました。彼女は同僚とちょっとした雑談をしていたところだったのですが、キャバクラ経験について話していたので『おや?』とは思いましたね。きちんと働いてくれているので、とくに尋ねませんでしたが」
職歴詐称は、正社員として就職し、高専年金手続きをしているとその後の手続きの際わかってしまうこともありますが、アルバイトのような働き方の場合ほとんどはわかりません。
しかし、嘘がばれた場合、雇い主は懲役解雇にすることができるのです。
「僕個人の意見ですけれど、彼女がキャバクラ勤務を書きにくかった気持ちはわかりますので、働き方に問題がなければとくにお咎めなしで良いと考えています。逆に書いてあったとしても正直だなと感じてやはり採用したでしょうしね」
まとめ
若いうちでも履歴書に書きたくない過去もあるでしょうし、年を重ねれば職歴をすべて書くのは大変、ということもあるでしょう。
それでもやはり、いちばんトラブルにならず良いのは正直に書くことだと思います。たとえそのことで印象が悪くなったとしても、そこで嘘をついて採用されるより気が楽かもしれませんね。
転職の流れ
ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう
ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう
ステップ3:転職サイトを上手に使おう
ステップ4:転職先を決めよう
病院・施設選び
他業種への転職
ステップ5:書類の準備をしよう
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