どの業種にも言えることですが、転職の際に提出する履歴書を準備することは、少々面倒で煩わしく感じる人が多いようです。
しかし、採用担当者がはじめに目にするのが履歴書ですから、おろそかにしていては自分が損することになってしまいます。
自分がこれまで働いてきたことで身につけたスキルや、得意なこと、将来の目標など詳しく書くことで印象も良くなり採用されやすくなります。
また、採用担当者は病院や施設の上層部の人ですから、就職が決まった後も良い印象を与えておいた方が働きやすくなるものです。
「面接で話せばいいや」と考えずに、きちんとした履歴書を用意しましょう。
1. 学歴職歴を明確に記載する
履歴書なので当然のことなのですが、学歴や職歴は間違いのないよう正直に申告します。
看護師の転職にありがちなのが、一度看護師の職場を離れていたけれどやはり看護師をしたい、というときや、一時期看護師以外の仕事をしていたということを記載しないという行為です。
学歴や職歴の詐称は、よほど悪質でなければ逮捕されることはありませんが、無印私文書偽造罪という軽犯罪法にあたりますから注意してください。
看護師以外の仕事をしていたことを隠したいと思う気持ちはわからなくもないですが、採用側からいうと、他の世界を知っていることがプラスになることも考えられますから、気にせずに正直に書いた方が正解ですよ。
2. 転職理由は別紙に記載する
履歴書のひな形にもよりますが、転職理由を書くスペースが小さい場合には、別紙(ワードで書いてA4にプリントで大丈夫です)に記載した方が印象は良いでしょう。
もちろん、手書きでもかまいません。
注意すべきなのは、以前の職場を悪く書かないこと。自分のせいではなくて職場が悪かったから転職する、という人は多いと思いますがそのまま記載するのは印象がよくありません。
前の職場での人間関係や給与などが良くなかったとしても、その部分をズバリ書く必要はありません。
応募先の病院や施設でなぜ働きたいのか、どんな働き方をしたいのか、看護師としてどんなふうに成長したいのかを多めに書くと好印象です。
まとめ
履歴書というとかしこまった文書という印象があり、書くのが面倒くさいという印象を持ちやすいと思います。
そんなときには「自分をわかってもらうためのPR」というふうに少し気楽に考えて、転職したい気持ち(前向きなもの)を素直に書くようにしましょう。
ある看護師は、半年間の夜のお仕事経験を正直に記載したところ、クリニックの院長先生と事務長との面接の際、「正直に書いてくれたね。患者さんと接するのもある意味接客業だから同じだね」と笑顔で言われ、採用が決まったそうです。
転職の流れ
ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう
ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう
ステップ3:転職サイトを上手に使おう
ステップ4:転職先を決めよう
病院・施設選び
他業種への転職
ステップ5:書類の準備をしよう
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