看護師の世界は、転職する人が多く、日本看護協会の調査によると、現役看護師の約7割の人が転職を経験しています。
そんなふうに転職する人が多い世界でも、受け入れ側の施設としては、転職を繰り返している人と、そうでない人が同じレベルだった場合、やはり転職の少ない人物を採用するのは当然のことです。
転職を多くしている看護師は、履歴書を書くときどのような点に注意したら良いのでしょうか。
1. 転職回数は偽らず、理由を書き込む
転職も、5回目くらいからは、履歴書を書くこと自体めんどうになり、省いてしまってもいいかな、という気持ちになるかもしれません。
けれど、履歴書は正しく書いて提出するのが当然のこと。悪質な場合でなければ、逮捕ということはありませんが、経歴を偽って記入すると無印私文書偽造という軽犯罪法に触れますから注意が必要です。
自分の人生を振り返るくらいの気持ちで、きちんと職歴を記入します。
自分では転職が悪いことだとばかり考えているかも知れませんが、案外担当者は様々な職場を経験しているオールマイティな人物を求めていることもありますから。
転職が多い人は、「一身上の都合により退職」を繰り返すよりも、別紙にそれぞれの職場でどのような仕事をして、どんな経験をしたか記載すると印象が良くなります。
2. 転職の理由を書く場合は
履歴書は、基本的に定型がありますが、書ききれない場合は別紙で添えても大丈夫です。場合によっては、好印象を持ってもらえます。
転職が多い場合、それぞれの職場での経験を書いた後、転職する理由としては、その職場を悪く言わないよう注意して書きましょう。
NG例
職場での人間関係が悪いため退職
OK例
より高度な救命救急医療を学ぶため転職
以前の職場の悪いところを書くのではなく、次の職場に何を求めて転職したかを書くと印象が良くなります。
まとめ
総合病院の採用担当者に尋ねたところ、最近はまず、先に履歴書を提出してもらってから、面接の日時を決めることが多いと言います。だとしたら、履歴書を適当に書いてしまうのは損ですよね。
きちんと書いた履歴書を送って、その後面接に進めば、相手からの印象は良くなっていますから、スムーズに面接が進み、看護師に人気のある職場でも採用されやすくなるでしょう。
転職の流れ
ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう
ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう
ステップ3:転職サイトを上手に使おう
ステップ4:転職先を決めよう
病院・施設選び
他業種への転職
ステップ5:書類の準備をしよう
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