転職回数が多い、というのは看護師の世界に限らず、一般社会ではあまり良い印象を持たれません。
中には、確実にキャリアアップしていて、看護師としての勉強をするために転職をするという人もいるでしょう。そういう人の履歴書は、ちゃんと見ていればわかるそうです。
問題は、なんとなく辞めてしまって、転職回数が増えてしまっている場合。
次の転職、めんどうだなあと感じている、転職回数の多い看護師さんは是非ご一読くださいね。
1、履歴書には別紙添付もアリなのです
転職回数が多くて悩んでいる看護師さんは、次の履歴書を書くことにためらってしまいませんか?嘘を書いても、わからないのではないか、なんて悪魔がささやくこともあるでしょう(笑)。
履歴書に嘘を書くのは、もちろんやめたほうが良いですよ。刑法上や民法上、とくに法律違反にはなりませんが虚偽の履歴書を理由に解雇することはできますし、内容によっては損害賠償請求もできます。
「だって、転職6回もあるのに、どうすりゃいいのさ」と思いますよね。事実は事実として、すべて記入し、その上で履歴書ではないA4サイズの紙に『転職理由』や『これからの心構え』を書いて添付することも、応募の際は有効です。
履歴書は、規定の用紙に書くしかない、ということはありませんから、あなたのやる気をしっかり伝えるためのものなら、なんでも添付してみてくださいね。
2、別紙に書いて採用されたSさんの場合
「看護師って女性が多いから、男性の僕はよく『働きやすいでしょ』と言われるのですが、そうでもないんですよ。看護師の仕事は好きですけれども、廊下を歩いていれば患者さんに『先生(ドクターの意味で)』って呼ばれますしその度に小さなプライドが傷つきます。若いうちはおばちゃん看護師のオモチャになるっていうかいじられるっていうか、それもまた少しずつ傷つけられる感じだったんですよね。で、気付いたら転職が増えてました。
でも、30歳過ぎて、彼女との結婚が具体的になった頃、これはしっかり働かなくては、と感じ、救命救急患者が多く搬送される病院へ応募。履歴書とは別紙に、『結婚を機に心を入れ替えて頑張りたい』と正直な気持ちを書きました。結果、採用。今はスタッフとの関係も良く、辞める気などありません」(35歳・男性看護師)
まとめ
Sさんの場合は、転職が多い理由を言い訳のように書くよりも、「この職場でどんなふうに頑張りたいか」を正直に書いたのが功を奏し、採用に至ったのですね。
その他にも、もし採用側に知らせた方がいいと感じることがあれば、別紙に記入して履歴書に添付することはできますから、チャレンジしてみてください。
転職回数が多くて悩んでいる人は、まだ看護師をしたいということでしょう。だとしたら、何もしないで諦めるよりは、本音を書いて採用してもらうことを考えていく方が良さそうです。
転職の流れ
ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう
ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう
ステップ3:転職サイトを上手に使おう
ステップ4:転職先を決めよう
病院・施設選び
他業種への転職
ステップ5:書類の準備をしよう
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