看護師が転職につかう履歴書は見本通りに書けばいい?

転職するときに必ず書かなくてはいけないのが履歴書です。
学歴、職歴に加えて趣味や志望動機などの欄があり、面倒に感じる人も多いことでしょう。
今はネットで検索すれば、履歴書の見本がすぐにみつかりますよね。
看護師の転職用に履歴書の見本があったなら、その通りに書いてしまえば良いのでしょうか。
実際に総合病院の採用担当者をしている人の意見なども含めてまとめていきましょう。

1. 履歴書を見慣れている人が感じること

総合病院で事務長兼採用担当をしているAさんに話をうかがいました。

「履歴書は、面接時にざっと目を通すときと、看護師の転職サイトから受け取ったものを面接前に見るときがあります。たくさんの履歴書を見ていますが、本人の第一印象とかなり近いと思いますよ。どうしても書けないという人が、ネットで調べた見本を見て書くというのは仕方のないことかもしれませんが、採用後を考えるならやはり自分で書くべきでしょうね」

それはなぜですか?

「もしも理路整然とした素晴らしい内容が書かれていたとしたら、実務経験はわからなくても、事務処理能力的なものを期待されますよね。場合によっては入職後まもなく何かしらの責任者になってもらうこともあるかもしれません。ところが、本当はそうした「何かをまとめて書く」「理路整然と説明する」能力がまったくなかったとしたら、本人が苦労するはずですから」

なるほど。どうしても書けない部分は空欄でも良いですか?

「何かを書くということをあまり難しく考えず、自分の言葉で書けばいいと思います。空欄の場合、たくさん応募しているのかなとかやる気がないのかなとか疑われてしまうので良くないですね」

2. 履歴書の見本は参考にできます

そうはいっても、忙しい日々の中で苦手な履歴書にとりかかるのは辛いことでしょう。
履歴書の書き方見本は、参考にすればよいのです。まったく何もないところから書き始めることに比べたら数倍書きやすいと思いますよ。
志望動機も、履歴書の見本をいくつか読み込んで、良い部分を取り入れながらも自分の言葉に直しましょう。
たとえ文章が間違っていてもその部分は採用にはほとんど関わらないということですから安心してくださいね。

まとめ

今回お話をうかがった事務長さんは、履歴書にその人の個性がさりげなく表れていると好印象だということでした。
例えば定期的にジョギングをしていて、休日にはマラソン大会にエントリーして楽しんでいる、というようなことが書かれていると「健康的だな」「持久力、忍耐力がありそうだな」などと感じるとのこと。
休日に何もせずだらだらしている人に思われるよりずっと採用の確率は高まりますよね。
履歴書の見本は参考までにして、自分のことを自分の言葉で書くことが大切なようですよ。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

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他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと