転職の面接では、履歴書に書いたことをさらに質問されることがあります。
とくに「志望動機」や「長所・短所」などが質問されやすいようです。
「長所」を尋ねられると、控えめが良しとされている日本人はなかなかうまく自分をアピールできないことが多いようです。
きちんと質問に対する準備を整え、堂々と答えられるようになっておきましょう。
1. 「長所」と「強み」どう違う?
「あなたの長所について話してください」「あなたの強みは何ですか?」といった質問をされたとき、答え方によっては幼い印象を与えてしまいますので注意しましょう。
「長所」は自分がもともと持っている性格的なものや努力で身につけたものの中で、良い部分を答えます。
一方「強み」と言われた場合は主に仕事上で役立つ部分を答えます。
ただし、転職の面接で尋ねられている限り、「長所」だとしても仕事につなげて答える必要があります。
例えば長所が「明るくてよく笑う」だとしたら、「私の長所は明るくてよく笑うところです」で終わらせず、「明るくてよく笑うので、これまでも患者さんとのコミュニケーションに役立ててきました」と仕事のどんな場面で役立つかを添えましょう。
2. 「長所」を話すときのコツ
ちょっとこれは自慢に聞こえてしまうかも知れないな、というときはその長所の背景を伝えれば大丈夫です。
例えばバイリンガルで英語もできるという場合は「小学生の頃父の転勤でアメリカにいたため、簡単な英語ができます。医学用語に関してもある程度は英語で言えるように勉強しています」と言えば自分の努力も付け加えてあるので印象も良いでしょう。
また、「ある場面では馴れ馴れしいという短所になってしまうこともありますが、人と接することが好きで誰とでも仲良くなれます」というように、長所の中にも短所があることを口にすれば嫌味なく相手に長所を伝えることができますよ。
それでも「自分の口から自分の長所を言うなんて」と感じるときは、誰かに褒められたことをそのまま話すと良いでしょう。
「面倒見が良すぎると友人には言われます」というようにすれば、自分が自分の長所を話しているという気持ちは払拭できますよね。
まとめ
長所を話すことが苦手な日本人。
奥ゆかしくて良いところではありますが、面接の場ではやはり自分の長所をしっかり伝えて採用につなげる必要があります。
「○○と友人には言われます」といった言い回しなら抵抗なく自分の長所を口にできそうですね。