看護師に限らず、転職するときの面接では、必ず前職を辞めた理由を訊かれます。
転職理由は履歴書にハッキリ書いていないことですから、採用側は面接の際にきちんと確認したいのです。
より良い職場に転職を考えているなら、採用側が不審に思わず納得のいく転職理由をきちんと説明できるようにしておいた方が良いでしょう。
1. 嘘をつく必要はありません
転職というと、いまだに罪悪感を持ってしまう人も多いようです。
より良い職を得て、もっと良い人生にしたいと望むのは当然のこと。罪悪感を持つより、これからの自分がよりスキルアップできることを期待し、前向きに面接にのぞみましょう。
例えば、人間関係が嫌で辞めた、なにかしらのトラブルが原因で辞めたなど、言いにくい理由があったとしても、嘘をつく必要はありません。
適当なことを言ってしまうとあとでつじつまが合わなくなったり、不審な態度をしてしまったりして帰って悪印象になってしまいます。
嘘はつかずに、それでも前の職場や同僚、先輩などを悪く言わない、そんな言い回しをいくつか考えておくと慌てずにすみます。
2. 採用側が転職理由を知りたいのはこんな理由です
まず、採用にはコストがかかっていますから、自分のところに採用した看護師がすぐに辞めてしまうことは困ります。転職理由を尋ねることによって、その人がすぐに辞める可能性があるかどうかを探っているとも言えるのです。
また、何かのトラブルがあったときに、他人のせいにする、環境のせいにするなど、「他責性」を見極めたいという理由もあります。
看護師は、患者さんの命を預かっている責任ある仕事。なにかある度に「自分は悪くない、他が悪い」と言って反省しない人では勤まらないのです。
履歴書に書かれている志望動機との一致も大切です。自分はなにを重視して転職したいのか、その点をハッキリさせてから履歴書を書き、転職理由もそれに矛盾しない内容でしっかりと準備してから面接に臨むのが理想的です。
まとめ
転職をするときは、どうしても自分の要望、自分側の都合を考えてしまいます。
けれど、そこでちょっと立ち止まり、相手側、採用側はなにを望んでいるのだろうと考えることで、同じ履歴書でも印象の良い物になりますし、面接でも同様、良い印象を与えることになります。
看護師は患者さんの気持ちも汲んであげることができるような人が求められるわけですから、転職の際も、相手側の立場なら、と考えることができるはず。自分のためにも採用する側のためにも、一時的な嘘を並べるのではなく、誠実に面接に臨みましょう。
転職の流れ
ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう
ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう
ステップ3:転職サイトを上手に使おう
ステップ4:転職先を決めよう
病院・施設選び
他業種への転職
ステップ5:書類の準備をしよう
ステップ6:面接に備えよう
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