看護師の転職回数はどのくらいでしょうか

看護師は特殊な資格ですし高齢化社会の進んだ今の日本では、いつでも看護師不足という現実もありますから転職はしやすい、と考える人が多いですし、実際他の仕事に比べればそう言えるかもしれません。
ただし、異常に転職回数の多い人はいくら看護師の資格を持っていてもそうとばかりは言えません。条件の良い職場であるほど看護師の募集をしたときに働きたいと申し出る希望者は多いですから、履歴書での審査で落とされるということも。
看護師がどのくらい転職しているのかという数値から、現状を解説していきます。

1. 思っているより少ない?!看護師の転職回数

まずは、「現在看護師として働いている人の退職回数」(看護協会調べ)を見てみましょう。

0回  45.2%
1回  24.0%
2回  14.1%
3回  7.9%
4回  3.7%
5回  3.4%

看護協会に在籍している看護師の約半数は転職していない、とういことがわかります。

こちらは看護師の転職回数、首都圏のアンケート調査の結果です(ナースフル調べ)。

0回  23.9%
1回  20.3%
2回  23.1%
3回  13.1%
4回  9.5%
5回以上9.9%

転職サイトの調査にしては、やはりイメージより転職回数は少ないですね。

2. 転職回数が多い人はどうしたらいいか

転職回数の多い人は履歴書に記載したとき、別紙で良いので転職した理由を具体的に書いておくと良いようです。

これまでに転職をたくさんした人が再び転職をするのは難しいのでしょうか。総合病院の作用担当者の声です。

「うちの場合、看護師が不足しているときには、転職回数が多い履歴書だからといってすぐに不採用を決めるわけではありません。看護師は人柄が重要ですから、とにかく面接してみて、なぜ転職が多いかを尋ねてみます。しかし場合によっては履歴書で判断して不採用を決定することもあるでしょうから、履歴書に転職回数が多い場合、それについて理由を明確に記載しておくと良いかもしれませんね」

つまり、転職の回数が多くても、その理由がはっきりとわかれば採用されることが多いということです。なぜ転職回数が多いと不利なのかというと、せっかく採用してもすぐにまた辞められてしまうと判断されてしまうからなのです。

まとめ

転職回数が多くても、辞めた理由がはっきりしていて、ここでは長く働こうと思っている、という熱意が伝われば大丈夫だということがわかりました。
辞めるときに「なんとなく嫌になった」という人も、どんなところが嫌になったのかなど考えて掘り下げることは自分の仕事に対する要望を明確にすることになりますから、一度自分と向き合う意味でもやってみると良いでしょう。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

病院・施設選び

他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと