看護師の転職、条件を明確に!

看護師の資格を持っていると、他の職業に比べて転職先を探すのは難しくないと言えます。
だからといって、仕事で嫌なことがあった、上司や部下と馬が合わないなどの理由で転職を繰り返しても、良い結果にはなりません。
転職をしようと考えるならまずは、自分は転職によってどんな条件を最重要視しているのかを明確にし、その条件に合った転職先を探すべきなのです。
ここでは、自分の転職条件をハッキリさせるためのノウハウを紹介していきます。

1. 今の職場の「良い部分」「悪い部分」を書き出す

今の職場でどんなことは満足しているのか、どんな部分が不満なのかをまずは書きだしてみましょう。
身近にあるA4のコピー用紙を縦半分に折ります。左側に「良い部分」右側に「悪い部分」と記入し、思い当たることを箇条書きしていきます。
書き出したものは誰に見せるわけでもありませんから、ワガママだと思ってもかまいませんので正直に書いていきましょう。
できるだけ多く、それぞれ20個以上書き出すと、自分の望む条件がハッキリしてきますよ。

2. 書き出した物に印をつけていく

書きだした「良い部分」「悪い部分」をひとつひとつ確認しながら、「それは職場によっては違うものかどうか」を判断し、職場が変われば変わるというものには印(○でも☆でも)をつけていきます。

例えば
「良い部分」
①上司は自分の仕事をきちんと評価してくれる
②患者さんとのコミュニケーションがうまくいっている
③申請すれば希望の日に連休が取れる

このうち、①は職場が変われば上司も替わりますから印をつけます。③も同様ですね。
②の場合、患者さんとの関係は、自分の能力が大きな部分を占めますから職場が変わってもあまり変化はないといえますから印はつけません。

3. 印がついているものに優先順位をつける

職場が変われば変化するものに印がついています。それを比べて、自分にとって何がいちばん大切か優先順位をつけていきます。

こうして書き出したものを目で確認することは、自分の本当の気持ちを再確認するのにとても有効です。まとまった時間がなくても、少しずつ書いていき、書き出せたところで印つけをしていく、というふうに進めていきましょう。

まとめ

転職の条件と言えば、「給与が良い」「休みが多い」などパッと頭に浮かぶでしょう。しかし、じっくりと書きだしてみるとそれよりも自分にとっては大切な条件があることに気付いたりするものです。
面倒がらずに一度、自分にとっての「転職の条件」を明確にしてみませんか。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

病院・施設選び

他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと