看護師の転職。1年かけることで失敗を回避する

転職をする人にとって不安なのは、転職後の職場が自分に合わず、また転職を繰り返してしまうのではないかということですよね。
今の職場に不満があっても、看護師としてのキャリアを積みながら、じっくり転職活動をすることで、転職を繰り返すという事態を避けることができます。
時間をかけておこなう転職についてまとめました。

1. 自分の人生設計をしてみる

看護師になったのは、成り行きという人もいるかもしれませんが、それでも自分がどこかの時点で決断したことですよね。
そうやって、いくつものことを決めて、人生は進んでいきます。
毎回毎回、目の前のトラブルを避けたいがために、その場しのぎの判断をしていたら、自分の人生に満足できる結果にはなりません。
転職したいだけなのにおおげさな、などと思わずに、是非、自分の人生、これからどうしていきたいのかをじっくり時間をかけて考えてみてください。
慣れない作業ですから、はじめは何をしたらいいのかわからないと思います。
書くものを用意して、5年後の自分、どうなっていたら嬉しいか、自由に書いてみてください。おもいがけない自分の願望に驚くかもしれません。
注意すべきなのは「宝くじが当たったら」的なものを書き出さないこと。
それをしてしまうと結局「思ったようになんてならないんだから」と、なにもしなくなってしまいます。
地に足をつけてしっかり歩んでいくつもりで、これから5年が過ぎた自分はどうなっていたいか、書きだしてみましょう。
それができたら、もっと先のことを書き出したり、また、1年後のような、近い将来の目標を書き出したりします。

2. 転職先を選ぶ際は自分が実際に足を運ぶ

1年をかけて転職活動するメリットは、ここにもあります。転職を考えた転職先を、実際に見に行ってみましょう。
自分が休みの日でも、病院などは普通に業務をこなしていますから、様子を見ることはできますよ。
受付の様子や、もっとも混んでいる時間帯の様子などを見るほか、もしあるなら売店やレストランにも立ち寄りましょう。
ランチタイムなら看護師たちのおしゃべりを聞くこともできるかもしれません。
もちろん、こうして外から眺めるだけでは、仕事内容はわかりませんが、職場の雰囲気などは伝わってくるはずです。
条件などが自分の希望に合っていても、どうも職場になじめない、ということは看護師に限らずどの職業でも起こり得ることです。

まとめ

1年をかけて転職の準備をすると、ひとつひとつの行動に焦りがなくなります。「今すぐ次の職場をみつけたい!」という切羽詰まった状況での転職活動よりも、余裕があり、自分の希望の職場がみつかる可能性が高くなります。
Nさんは、じっくり転職活動をしていたら、半年後にできるという病院の情報を得ることができたといいます。職場の雰囲気を見ることはできませんが、はじめは大変なことが多くても、全員が新鮮な気持ちでやってくる新しい職場には興味があると言います。
焦らず探すことのメリットは、様々あるようですね。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

病院・施設選び

他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと