看護師の転職、crcってどんな仕事?

CRCとは、「治験コーディネーター」のことです。製薬会社がおこなう「治験」をスムーズに安全に正しいデータをとるためにスケジュール調整をするのが主な仕事になります。
看護師の転職先として、難しくはあってもやりがいのある仕事として注目されています。

転職してCRCになりたいという人はご一読くださいね。

1. CRC自体の資格はありません

CRC、治験コーディネーターはそれ自体の資格はありません。しかし、病院内のスタッフをつなぐ役割をすること、薬剤を扱うことから、医療に関する専門知識は必要になります。
現在は、看護師や薬剤師の有資格者が治験コーディネーターとして活躍しているケースが多いです。

治験のスケジュール管理や病院の協力を仰ぐための段取りも仕事ですが、被験者さんへの説明や、不安事項の解消なども仕事になりますので、患者さんと接していたときのスキルが生きるかもしれません。

ほかに、看護師として働いていたことが役立つのは、臨床の場での知識というよりは、病院という場所でどんなスタッフがどのように働いているのか、医師にはどのタイミングで時間をもらえば良いのかなど、「病院の空気が読める」ことだそうです。

院内の治験コーディネーターという立場もまれにあるようですが、たいていは外部のスタッフとして病院に出入りしますから、印象良く最後まで関係する皆に協力してもらうためにはコミュニケーション能力が欠かせないと言います。

2. 一般の仕事に関する知識も自分で学んでおくこと

看護師として勤務していたときには、他人との電話やメールのやりとりなど、いわゆる「職場でのルール」のようなものを知らなくてもすんでしまいましたが、治験コーディネーターになればそうもいきません。

人によって差はありますが、例えば病院で看護師が医師やスタッフに対して使っていた言葉は「です・ます」をつかっていたとしてもただの「丁寧語」ということが多いです。

外部の業者として病院に出入りするからには、医師に対しても他のスタッフに対してもごく自然に「敬語(尊敬語・謙譲語)」がつかえないと、相手によっては失礼な印象を与えてしまい、スムーズにものごとが運ばないという原因になってしまうことも。

また、製薬会社が直接治験コーディネーターを雇うという方式から、治験に関しては外注してしまうというスタイルになってくれば、外注先の社員として製薬会社の社員とも対等に社会人として対応する必要があります。

そうしたスキルは自分で磨いていくという意識が必要になります。

まとめ

CRC、治験コーディネーターという仕事は看護師の経験がある方がスムーズにスケジュール調整ができるということでしたね。人とのコミュニケーションが得意な人などはチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
看護師になったけれど、このまま一般の社会に出ないのは嫌だな、と考えている人にとっても良いチャンスとなることでしょう。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

病院・施設選び

他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと