転職を考えたとき、看護師の資格を活かすなら病院がもっとも一般的ですが、これまで病院の外来や病棟勤務を続けてきて、転職するなら病院とはちょっと違う仕事もしてみたいという人も多いのではないでしょうか。
おすすめの施設にはどのようなところがあるか調べてみました。
1. 医療が重要視される場所に仕事はある
今もっとも看護師が必要とされている施設のひとつに、老人保健施設があります。
「老健(ろうけん)」と呼ばれるこの施設は、介護保険法の被保険者で、要介護認定を受けて(要介護度1~5)おり、病状が安定していて入院治療の必要がなく、リハビリテーションを必要とする人が利用できるものです。
介護を必要とする高齢者が自立して家庭への復帰を目指すために、医師による管理の下、看護や介護のケアを受け、作業療法士や理学療法士によるリハビリテーションを受けるのが目的の施設ですが、食事、入浴などのいわゆるデイサービスも提供します。
老人保健施設の運営は病院同様に医療法人がおこなっている施設と、社会福祉法人がおこなっている施設があり、公的な施設となります。
他に、乳幼児がいる保育園や幼稚園、大企業の保健室、学校の保健室、市役所などの保健課や保健所などにも看護師は必要とされます。看護師の国家資格以外に必要な資格(保健師、教員免許等)がある場合もあります。
2. 通常の病院勤務とは少々違う職場も
例えば美容機器(脱毛など)を扱う美容外科クリニックや、美容整形外科クリニックなどは普通の病院とはまったく違う仕事ですから、病院勤務はしたくないと考えている看護師は調べてみるのも良いでしょう。
また、赤十字社は献血を中心にしていますから、せっかく看護師の資格を持っているのだから技術を活かしたい、という人や、病院勤務に戻ったとき、針を刺す感覚で困らないようにしておきたいという人におすすめです。
病院、医院という意味では同じかもしれませんが、眼科や耳鼻科など単科のクリニックでは、専門の仕事内容を覚えてしまえばある程度はのんびり仕事ができるという特徴がありますから、看護師として転職したいけれどちょっとのんびりしたいという人にはおすすめでしょう。
まとめ
看護師の転職におすすめとひとことで言っても、やはりひとりひとり要望は違いますから、自分はどんな感じの仕事に就きたいのかをはっきりさせてから転職先を探した方が良いですよね。いくら「おすすめ」と言っても自分の希望するイメージと違っては、転職を繰り返してしまうことになってしまいます。転職してどんな仕事に就きたいかは、書き出すなどして明らかにしておきましょう。
転職の流れ
ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう
ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう
ステップ3:転職サイトを上手に使おう
ステップ4:転職先を決めよう
病院・施設選び
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