看護師が転職して単発の仕事に就くには

看護師として正職員で働いていると、責任感から残業や無理な夜勤などを引き受けてしまうこともありますよね。
ごく稀にあるならそれを乗り切ることでやりがいを感じたりもするでしょうが、サービス残業が当たり前になっていたり、シフトの変更が度重なって自分のスケジュールを犠牲にしたりするようだと、疲れてしまうことでしょう。
転職するなら、もう正職員ではなくて単発の仕事がいいな、という場合、どのようにして単発の仕事を得ることができるのでしょうか。

1. 派遣会社に登録する

看護師として単発のお仕事をするなら、派遣会社に登録するのがいちばんです。
どうしても急に看護師が必要、という施設や病院はまず派遣会社へ連絡し、必要な看護師を派遣してもらうことが最も多いからです。
一方、自分が今の職場を辞めるとき、お互い良い関係で辞めることができるなら、採用担当者に正直に相談してみるという方法もあります。
「週2~3日だけ時間給でアルバイトをしたい」「忙しい時に声をかけてくれればその時期だけ手伝えるかもしれない」など、要望を伝えておきましょう。
ある総合病院の採用担当者は、以前は病棟勤務だった看護師が結婚して辞めるとき、「週に3日くらいなら働けるので派遣に登録しようと思っている」という話を聞き、ちょうど看護師が不足していた透析センターでパート勤務をしないかと打診し、お互い良い結果になったということです。
病院側も、派遣に依頼するよりは直接、時間給で短時間働ける看護師を見つける方が支出は少ないので嬉しいのです。

2. 単発の看護師の仕事はどんな種類のものか

単発で入る看護師のお仕事には、その時だけ看護師が必要という仕事と、常に看護師が必要だけれど今すぐとにかく誰か看護師に来てもらわないと困る、という仕事があります。
前者は、例えば幼稚園の遠足の付き添い、マラソン大会などのイベントの裏方として待機するなど、看護師の知識を患者さんが出た場合の初期対応に期待するといった仕事です。いざとなれば救急車を呼ぶなどしますので責任はそれほど重くはないでしょう。
しかし、そうした仕事はしょっちゅうあるものではありません。主婦など生活が安定していて、たまに変わったアルバイトをしたいというならそうした仕事を希望して待てば良いでしょうが、生活をしていかなければならない人には向きません。
後者は、夜勤の人員が足りない、急に看護師が何人も辞めてしまったなどの理由で派遣の看護師を必要とする職場です。
こうした職場は、都合が合えば自分の希望する条件で数か月働くこともできます。
まずは派遣会社に登録し、どのような仕事があるか尋ねてみましょう。

まとめ

派遣の仕事でも、病院勤務などでは即戦力となる看護師が求められます。夜勤などもこなせるような実力があれば、例えば海外生活を数週間してから日本でまた派遣の看護師を単発でこなし、また海外へ、といったことも可能です。
より自分らしい生活ができるのは魅力ですが、それにはやはり、看護師として一人前に働ける技術や知識を常に身につけておくことが必要なようです。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

病院・施設選び

他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと