これまで病院勤務をしてきた看護師が、病院以外の仕事を求めるとすると、どのような職場があるのでしょうか。
実際、看護師の資格は活かしたいけれどもう病院勤務はしたくない、という人も多くいます。自分に合ったスタイルで看護師を続けられるような職場がみつかるといいですね。
1. 一般企業や医療関連企業では
一般企業で看護師を常時配置しているのは、やはり大企業になります。
中には医師を配置している企業もありますが、保健師として看護師を採用している企業は多くあります。
社員の健康管理が中心となるため健康に関するデータをPCで管理します。ある程度のPC知識とスキルが必要となります。
医療関連企業では、製薬会社での治験コーディネーターの仕事や、医療機器メーカーでのフィールドワークなどがあります。
治験コーディネーターの場合は、被験者さんに対しての説明をするほか、質問に的確に答えて被験者さんに安心してもらうという役割を担います。
医療機器メーカーの場合は、新しい機器に関する使い方や解説を社内の営業担当者にしたり、また、購入者である病院などへ出向いて看護師や技術者に使用方法を説明したりします。
医療関連企業の場合、看護師として一人前に勤務していたことが重要視されますので、看護師としての病院勤務が5年以上などの条件が付く場合が多いです。
2. その他の施設では
保育園や幼稚園、介護施設などの施設や、老健、訪問看護、赤十字社の献血ルームなどがあります。
例えば介護施設や訪問看護では、病院がおこなっていて、病院勤務の看護師が交代で従事するという場合を別にすると、看護師としてのスキルは磨かれないため、大病院や総合病院への復職が難しくなるということも頭に入れておく必要があります。
赤十字社の献血ルームや献血車に乗って、献血のみをおこなう看護師も同様、病院勤務への復職のハードルは高くなってしまうかもしれません。
まとめ
病院以外にも看護師が求められる職場はたくさんあるのですね。
病院勤務と違って夜勤のない職場が多いため、子どもがまだ小さいなどの理由で夜勤ができない看護師には向いていると思います。ただ、一時的に夜勤ができないということが病院勤務からそれ以外の仕事へ転職する理由なら、落ちついて考えた方が良さそうです。
のんびりした職場にどっぷり使ってしまうと、もしも病院勤務の看護師に戻りたいと思ったときスキル不足で苦労するかもしれません。
今は看護師不足ですから、夜勤ができないからといってすぐに転職して欲しいという病院もないと思います。日勤だけのパートにしてもらうなど一時的なことなら乗り越えてしまった方が、後に夜勤でしっかりと収入を得ることができます。
転職の流れ
ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう
ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう
ステップ3:転職サイトを上手に使おう
ステップ4:転職先を決めよう
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