看護師に限らず、若い女性が転職する際に採用側が気になるのが「どのくらい継続して働いてもらえるのか?」ということ。
これから結婚、妊娠出産、と続く女性には、男性と同じように働くことができなくなる時期があります。
本来ならば当然の権利として『産休・育休』がもらえるのですが、中には「妊娠する可能性・予定があるなら採用は見送る」と考えている企業も実は多くあるようです。
若い女性が転職するとき、妊娠についてどのように考え、採用側に伝えるかを考えてみました。
1. 面接でハッキリと希望を伝えておく
どんなトラブルもそうなのですが、相手の都合を考えないで自分の要望ばかりふくらませていると、たいていはうまく進まないときが出てきてしまいます。
自分が今、この職場で働きたいとしても、採用されることばかり考えるのではなく、相手の立場で考える余裕を持つと、長い目で見たときに自分も働きやすい職場を得ることになります。
例えば若い女性なら、今はお付き合いしている男性がいないとしても、急に現れて結婚、出産という急展開がないとはいえませんよね。
「私は絶対に結婚しないし妊娠もしません!!看護師一筋頑張ります!!」というならそう伝えるのも良いでしょうが(笑)、人生はどう変更するかわからないものです。
だとしたら、「もし、妊娠した場合はどうなりますか?産休を取るまで現場で仕事ができますか?」ということを、しっかり確認しておきましょう。
それを質問したことで採用されないとしたらそれはご縁がなかったと思えばよいことです。
産休をとっても立派に看護師を続けている先輩がたくさんいる病院ならば、看護師の妊娠に対してもきちんと対応してくれるでしょうし、むやみに「辞めて欲しい」という圧力をかけてくることもないはずです。
2. 口コミを利用して情報を集めておく
看護師学校のときの同級生や、看護師の友達の友達などのつて、SNSでのつながりなどできる範囲で、生の口コミを集めてみましょう。
「職場に妊娠を告げたら辞めるように言われた」「産休後の復帰はないと思ってと言われた」などの口コミがあるところにははじめから応募しないように。
それでも、転職後、思いがけず望まない妊娠をした場合は仕方ないとしても、ある程度その病院で一人前になるまでは続けて働くことが理想です。相手の立場に立てば、採用後すぐに妊娠で休まれては困ってしまうのですから。