看護師が転職後に注意すべきこと

転職は人生の中でも大きな変化のひとつです。
仕事内容が以前と同じだとしても、環境によってやり方が違ったり、その職場ならではの決まりがあったりと、慣れるまでには時間がかかりますよね。

看護師の転職も、まさにそうです。看護師としての仕事、患者さんとのコミュニケーションが基本とはいえ、病院の規模によってまったく仕事内容が違う場合もありますし、病院以外の施設ではさらに違いがあるでしょう。

転職後にはどのような気遣いをしたら良いか、どんな覚悟が必要なのか、経験者の体験談を含めてまとめました。

1. 転職後に新しい職場で注意すべきこと

スキルアップのために転職した場合などは特に、自分の経験や技術にはある程度自信があることが多いでしょう。

即戦力になるから採用された。しかも、給与もアップしている。そんなとき、ついつい自分を過大評価してしまいがちです。

転職後には、新しい職場では自分が一番の新人だということを忘れないようにした方が、人間関係のトラブルを避けることができます。

キャリアが同じくらい、つまり同年代の看護師がいたら、はじめはとにかくその人に質問して指示を仰ぐことです。「こうしていいですか?」という確認をしてから動くだけで、ずいぶんと印象が違います。

いくら仕事ができても、いきなりバリバリ身勝手に動いてしまうと悪目立ちしてしまいますから注意してくださいね。

2. 経験者が語る、転職後の失敗談

「『看護師常駐』がウリの、老人介護施設に転職しました。病院の夜勤に比べたら起こされることも少なく、しっかり数時間の仮眠が取れる状況に驚きました。しかしすぐにその状況に慣れてしまい、日中の疲れが出て爆睡。ナースコールに気付かず数時間が経っていたことがあります。大事には至りませんでしたが、人の命を預かっていることに変わりはないと、反省しました」(30代・看護師歴8年)

「新しい勤務先の病院が、コストを気にしてディスポ(使い捨て)の機器や病棟で使用する弾性包帯を再滅菌して数回使っています。包帯に関してはコストもそれほどではないためまさか再滅菌するとは思わずどんどん処分していたところ、叱られてしまいました。それぞれの病院でやり方は違うようなので、確認が必要だと思いました」(30代・看護師歴9年)

まとめ

基本的にディスポとして作られているものを再滅菌することは、電気メスなど高額な商品に対してはよくあることのようです。本来は正しく使うべきなのでしょうが、その現場で働くのなら仕方ないと諦めるしかないのかも知れませんね。

新しい職場では、即戦力の経験者だとしても、新人のつもりでいることを覚悟しておくほうが自分も働きやすいのかも知れません。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

病院・施設選び

他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと