転職は誰もがより良い自分になりたいと思ってする行動です。
ところが、転職をすることで後悔する結果になってしまう人もいます。看護師の場合はどんなときに転職に後悔するのでしょうか。
体験談を元に転職で後悔しないための方法を見つけ出していきましょう。
1. 転職で後悔したことのある看護師体験談
実は私が転職したのは新人で入職してたったの半年のことです。今振り返ると本当に自分が未熟だったことに気付きます。病床数は100に満たない小さめの市民病院に入職したのですが、プリセプター制度がないのかしっかりしていなかったのか、何をしたらいいのかまったくわからないという日々が続きました。もちろん病院実習はしていますから、すべきことはしていましたがとにかく指導と言える指導がなくて。勝手に憔悴してしまい転職することにしました。
転職先は大きな病院を望んでいたのですが、なにしろ新人とは言えないけれど即戦力にもならないという中途半端な自分に自信が持てず、個人病院に決めました。
転職後は人間関係でずいぶん悩みました。プライベートにも入り込んでくる会話、その人がいないときにする噂話などです。看護師としてどうこうという話ではなく、人間としてうんざりする人が多くて。次第に仕事への意欲はなくなり、早く帰りたいと思いながら仕事をするようになってしまいました。
結婚を機にその個人病院も辞めたのですが、今、再就職を考えるとき「なぜ最初の病院を辞めてしまったのだろう」という後悔ばかりです。わからないことがあるなら自分から質問すべきだったし、意地悪な人も噂話ばかりしているような人もいなかったのにと思います。
えらそうに言える立場ではありませんが、転職を考えている看護師には「キャリアになるような病院に入職したら、ちょっとだけ我慢して頑張ってみて」と言いたいですね。
2. 採用担当者の立場から
正直言って、何年も働いていて気心が知れている看護師なら転職をするときにいろいろと話をしますが、すぐに辞めてしまう人を引きとめるような手間はかけられないというのが実情です。
いつまでも学生気分でいてもらっては困るのは、看護師の世界だけではないでしょう。社会人になったのなら自分で解決すべきことは努力しなくては。逃げるように辞めていく人のことは心配ですけれども、口出しできる立場でもないので黙って退職の手続きをするだけです。
まとめ
転職を考えた時点で、思い切って誰かに相談できたら良かったのにと思いますが、きっと相談できる人が周りにいなかったから転職に踏み切ったのでしょう。
相談できる先輩や、ナースではなくても話を聞いてもらう人をみつけるのは自分自身です。キャリアを棒に振ってから後悔しても時間は取り戻せないですよね。
誰かになんとかしてほしいという考えは、社会人になった時に改めておかなくてはならないようです。
転職の流れ
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