看護師が転職の際に出会いやすいトラブルとは

転職するというのは、本人にとっても人生の大きな転機であり一大事ですが、これまで働いてくれていた人が辞めてしまうというのはその職場にとっても多かれ少なかれ衝撃ではあります。
そしてそれは、新しく看護師を迎え入れる側の職場にとっても同じこと。
転職には多くの人が関わります。誰もが不満をひきずることなく新しい世界へ移行していくために、起こり得るトラブルを知っておく必要があります。

1. これまで働いてきた職場との間で起きやすいトラブル

自分の中では「この職場をやめたい」という気持ちを長い間持っていて、すでにその決心が固まっていたとしても、それを口にしていない限り職場の人間は誰もそのことを理解していません。
不満を自分の中だけに抱え、転職を決めてから上司や事務側の人に報告するとどうしても「不満があるなら言ってくれればよかったのに」と思われてしまうこともあるでしょう。
職場の人にその職場の不満を口にするのはあまり良くないことかもしれませんが、辞めたいほどのことがあるなら相談してみるというのがトラブルを避ける方法です。
常に不平不満を口にしているというのは論外ですが、どうしてもこの部分が納得できない、といった正しい主張なら、上司に相談するべきです。相談を受けたうえで、どうしようもないことだからと転職することになったのであればきっと「新しい職場でも頑張ってね」というように気持ちよく送り出してくれるでしょう。

2. 転職先との間で起きやすいトラブル

転職したあとに転職先との間に起きやすいトラブルは、口約束や確認不足による「こんなはずじゃなかった」といった部分がほとんどです。
日本人はどちらかというと自分の意見を主張することは協調性に欠ける行動というふうに見られがちなため、本来ならば権利があってもなかなかハッキリ言えないことも多いようです。しかし、そのことが原因でトラブルになるとしたら困りものですよね。
基本給、残業代、各種手当やボーナスなどの条件について確認することはもちろんのことですが、トラブルになりやすいのは自分が勝手に「あたりまえ」と考えている部分にあるようです。
例えば、お正月やお盆の連休について。これまでの職場が当たり前に連休を入れていても、次の職場がそうだとは限りません。また、交通費なども同様です。これまでの職場が電車通勤の定期券換算だったからといって、次の職場が同じとは限らないのです。深夜に通勤することもある看護師は、自家用車を使うことも多いと思いますが、職場によってはガソリン手当てがわずかに出るだけというところもあります。

まとめ

辞める前の職場とは連絡を密にして、本音のすべては言えないとしても辞める理由は伝えておくことがトラブル回避になりそうですね。
転職後の職場とのトラブルを避けるには、条件面について書面で受け取っておくと良さそうです。訊きにくいこともありますが、メモを持って行くなどしてハッキリさせておきましょう。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

病院・施設選び

他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと