看護師の転職、履歴書に書く志望動機の例文

普段からパソコンの前に座って、文章を書くことが多い事務系の仕事と違い、看護師は現場で働いている間、自分で長い文章を書くということがあまりありませんよね。
そのため、いざ転職の履歴書を書くとなると、悩んでしまう人も多いようです。
例文も交えながら、履歴書の志望動機欄について解説していきます。

1. 今の職場との比較は必要ありません

採用担当者の話では、履歴書の志望動機だというのに、今働いている職場の不満について記入してしまう人もいるそうです。
あくまでも「志望動機」ですから、新しい職場でなぜ働きたいのかを明確に書き、前の職場との比較は必要ありません。

(NG例)
今の職場は、看護師が多いため派閥のようなものがあり、人間関係が複雑で働きにくく感じます。こちらのようなクリニックなら、看護師も少ないためアットホームな雰囲気だと思い、応募しました。

(こう書けばOK!)
○○クリニックは眼科の専門ということと、地域に密着した評判の良いクリニックということで応募しました。看護師になってから総合病院の病棟勤務をしてきましたが、これからは専門的に学んでみたいと考えています。

2. 「~させていただきました」多用に注意

最近、芸能人がよく口にするためか、丁寧に言いたいときにへりくだった言い方として「○○させていただきました(させていただきます)」を多用する人が増えています。
会話ではそれほど気にならないかも知れませんが、文章中にそれを多用すると読みにくく、敬語的にも間違える可能性が高いので、できるだけ控えた方が良さそうです。

(NG例)
○○病院に応募させていただいたのは、常に最新の医療を学ばせていただけると考えたからです。
看護学校では、総合的なことを学ばせていただきましたので、はじめは総合病院の病棟勤務をさせていただいておりましたが、これからは救命救急を中心にさらに専門的に学ばせていただこうと思っています。

(こう書けばOK!)
○○病院は、救命救急に於いて常に最新の医療現場として注目されているということで志望しました。
新卒後、総合病院の病棟勤務をしてきましたが、救急車の受け入れと処置という部分の重要性を感じ、より専門的に学びたいと考えております。

まとめ

普段書かない文章を書くというのは、ちょっとハードルが高いように感じますよね。
採用担当者に聞くと、文章が上手かどうかというより、志望動機が明確かどうかの方が重要だということですから、まずはその勤務先をなぜ選んだのかを自分の中でまとめてから書き始めると良いでしょう。

転職の流れ

ステップ1:まずは転職するかどうかを決めよう

ステップ2:転職の基礎知識を身に付けて転職を有利に進めよう

ステップ3:転職サイトを上手に使おう

ステップ4:転職先を決めよう

病院・施設選び

他業種への転職

ステップ5:書類の準備をしよう

ステップ6:面接に備えよう

ステップ7:転職後にやるべきこと